ナカムラタクヤのナンヤカンヤ2

はてなダイアリーから引っ越しました。過去の記事を統合し、こちらで書きます。

東京の学生の就業意識、函館の学生の就業意識。

学生の就業意識を知るための意見交換会@函館

@dounan_TW:「学生の就業意識を知るための意見交換会を行うためには、年度末までにカリキュラムに組み込んでもらう必要があるという。学生も学校も忙しいから、経済団体と話している時間はなかなか取れないらしい。難しいものだ。」
@deckeye:「@dounan_TW 道外の学生としては年明けすぐなら参加したいっす。」
@dounan_TW:「@deckeye 学校という器には良い反応をもらっていませんが、学生という中身とは話していないんですよね。中身にダイレクトに伝わる企画に変えた方が機能しやすいのかもしれませんね。」

そんなわけで、最近twitterを始めました。

@deckeyeです。利用している方はぜひフォローを。
http://twitter.com/deckeye
今回は、twitterであった上記の話題を。

「2010年卒者 大学生の就職意識調査結果報告」(byマイコミ)

http://job.mynavi.jp/conts/saponet/enq_gakusei/ishiki/ishiki09/index.html

東京の学生を見ると、(あくまで自分の主観ですが)

・希望業種での大企業を求める。就職活動を続けるうちに、大企業でも業種を問わなくなってくる。

⇒中小企業への不安。希望業種といえども、中小企業だと倒産が心配。結構学生はその点(安定感)を気にしている。大学の「キャリアセンター」も、さまざまな業種の募集を受けてみることを勧めてくる。

・新卒志向

⇒「自分が新卒でありたい」志向。そのために希望留年や、積極的ではない理由からの大学院進学を選ぶことがある。

・大学は「キャリアセンター」で「就職支援」は行うが、「起業支援支援」は行うところは少ない。

⇒学生は「キャリアセンター」を利用するが、そこでは基本的に「自分の仕事の作り方として」、「就職」という選択肢しか用意していない。フリーランスとか、企業に関しての知識はまったく用意していない、もしくは想定していない。行けば就職ありきの話しかしない。自分が通う立教大学では起業に関してはインカレの起業支援サークルがイベントを行うに止まる。

正規雇用の枠が減っている中、それでも就職を勧められる

ので、正規雇用されなかったときのショックは大きい。就職できなくて病んでしまう友人もいるし(「就職だけが手段じゃないよ」と言っておいたが)、たとえ就職しても、希望の業態ではなかっただけでなく、職場の営業方法の強引さに耐え切れなくなって精神療養中の友人もいる(こういう友人たちは誰がどうケアしてくれるのだろう。)そもそも正規雇用が難しくなった世の中なのに、それでも正規雇用という選択肢しか与えない大学であるならば、そこにはあまり学生の将来に対する危機感がないのではないだろうか。

キャリアセンター一辺倒主義からの脱却はいかが?

学生が仕事を持つことへの支援を「就職支援」という形からしか見ていない大学も未だ多く存在する。大学は、できるだけ多くの職業形態を提示する必要があるのではないだろうか。

函館の大学、学生はどうか

函館では私立函館大学公立はこだて未来大学では起業塾なり、そういった就職だけでない就業形態を提示しているようだが、それを函館の大学生がどう受け止めているか、自分も知りたい。

「自分の仕事を作る」ということ

改めて「就職だけがすべてではない」ということを大学、そして大学生に伝えたい。仮にすぐ就職できなかったとしても、希望するなら中途採用を狙った戦略作りもできるだろう。そういうことも含めてなんとかできるモデルを作りたい。

函館で「新しい仕事を作る」

特に「仕事が無い」と言われている地元・函館で新しい仕事を作りたいと思っている。時代も変わってきているというのに、それにまだ合わせられていない業種もあると思う(ひとつ例を挙げると土建業。昭和の盛り上がりはもう無いので、開発だけでない可能性がまだ眠っているように思える。)。
だからこそ、既存の業種の中からも時代にあった新しい仕事もあるし、まったく新しい業種を立ち上げることも可能だと信じている。その基盤作りをこれからしていきたい。十分元になる資源はあるはずなので、地産地消、もしくは地方から全国・世界へ発信できるモノ・コトを提供できるはずだ。

長い文章を読んでいただいた方、ありがとうございます。
ちょっと自分の決意に話がシフトしてしまいましたが、思いが伝わればいいなと思っています。
ジャンボこと中村拓也がお送りしました。では。