ナカムラタクヤのナンヤカンヤ2

はてなダイアリーから引っ越しました。過去の記事を統合し、こちらで書きます。

2021年の抱負と最近の変化

大掃除と教室用の机ユニットのDIYとPCNこどもプロコンに向けて年末の自習者への教室開放で業務が終わらず、結局31日は夜まで、本日1日も昼から出勤してしまった形となります。そのあたりの心境も含め、報告しようと思います。どちらかというと年末向けのネタだったのですが。つらつらと。

■ COVID-19 (新型コロナウイルス) 禍 を受けて

結局、業務には大きな影響はありませんでした。必要とされることをただひたすらにやっていただけです。私の業務はとある事業のメールサポート窓口をメインとし、コワーキングスペースである「MIRAI BASE」、その部屋の一つを使って子供向けにロボット・プログラミング工作教室の運営もしています。

コワーキングスペースは、集まる類のことがしづらくなったので、オンライン会議のための貸会議室や、バーチャルオフィス利用などに重点を置くようになりました。

教室については、この状況下で子供たちの熱は変わるわけでもなく、楽しみながらいつの間にか技術がついている、ちょっと背伸びして時折完成させるための苦しみを味わいながら、それ以上の楽しさを味わってもらい、その先、自分で求めるものを切り開く力の1つになればと思ってやっています。(いじるだけなら楽しいだけで終わるのですが、最近は完成させるための達成感も感じてもらう必要を強く感じてきました。ただ、明確に黙々と作りたい子もいるので、様子を見て合わせてはいます。その辺のヒアリングのために月30分の個別指導+雑談しながらのプチ面談の時間を2020年の夏から設けました。)
表面的には、必要に応じてオンラインで対面授業もやってはいますが。

逆に、コンテスト向けに時間を多めに取ることもやってみました。正直なところ、土日に習い事を詰め込んでいる子も多く、なにかまとまった制作時間を確保するためには、夏休み・冬休み・春休みが終わるくらいのタイミングが締め切りのコンテストの方が出しやすいというのが分かりました。この知見はまた別の機会に活かしたいですね。

■ 10~12月、小学校・中学校で授業をする経験に恵まれました

とある小学校では、

修学旅行(と言っても、いつもは青森県内を巡るはずが、今年は市内近郊ルートになってしまいましたが)の発表にプログラミングの要素を入れるという、かなりハードルの高いチャレンジをすることとなりました。総合的学習の時間を使い、毎週45分×2時限ぶっ通しでほぼ毎週3か月間という、かなり贅沢な時間の使い方をしたと思います。

当初はPowerPointでスライドを作り、それをScratchに移植して、動きを付けようとしました。が、そもそも小学校のPCにPowerPointが入っていなかったというところから、ゴリ押しでScratchでスライドから作ることになりました。結果としては変に複数のツールを使うよりかは混乱が少なくて良かったのかなと思います。

肝心の発表内容については、もう少しレベルアップさせられたかなと、担任の先生とも話していました。
発表内容については、私がハンドリングせずに、担任の先生に任せれば良かったかなと思います。

発表会では、6年生が後輩である5年生に修学旅行の内容の発表をして、翌年へのモチベーションを高めてもらうためものも、という位置付けでしたが、発表の合間にゲームを作って入れたりなどして、なかなか楽しんでもらえたみたいです(丁寧なリアクションペーパーが5年生1人ずつから届いていました。絵なんかも描いて送ってくれた子も結構いて、みんな才能あるなあと感心しました。)。いつもは5年生も6年生も仲が良いらしいですが、改まった発表の場になるとみんな積極的に手を挙げたりが難しかったりとか、話し方が発表口調になってしまうので、雰囲気作りも含めてその辺もどうにかしたかったのですが、最終的にはそれはそれとして楽しんで見ることにしました。

そこで印象に残ったのは、最後の振り返りです。KPT法を実行したら、それなりに受け入れてもらえたようで良かったなと。ただ、実は最初でちょっとつまづきはあったんです。Keepの部分です。自分たちを褒める機会ってのは日本人だとなかなかないと思うので、そのあたりに時間がかかりました。そんな中で突破口になったのは「別の班の良かったところを書き出して、渡してもOKか」と聞かれたことです。もちろんOKしました。すると、それを呼び水に自分たちの班へのKeepも書けるようになって、盛り上がりました。

それと記憶に残っているのは、児童の1人が「Problemって、どんなこと書いてもいいの?」と聞いてきたことです。気遣いができる人がいて感激したんですが、その時は「人を気傷つけたり、個人攻撃、その先の改善策が見えないようなものでなければOK」という、なんとも曖昧な回答をしてしまったのが悔やまれます。個別に事情を聞けばよかったなと。

なんだかんだで後日、上記の話を担任の先生とゆっくり話ができたのは良かったなと思います。(その際もKPT法を使ってみました)。ちょうど来年度からChromebookが小・中学校に生徒数分貸与されるようなので、それも意識しながらGoogleドキュメントの同時編集機能を使いながら一緒にKPTしてみたりなど、デモンストレーションもできて良かったなと。そのうち、このノウハウを活かせればと思います。

中学校では、

予算の関係も含めてオリジナル教材作りのオファーと、実際の授業での教材の使い方のレクチャーを兼ねた依頼があったので、要望に応じてやってみました。オリジナル教材、ではあるのですが、8月にちょうど作った教材「ノータッチゴミ箱」があったため、その改善版として従来のユニバーサル基板+空中配線版から、お手軽専用基板版にパワーアップ(初めてオリジナル基板を作る機会に恵まれました)して、中学校1クラスずつ全12クラスの生徒たちの制作過程を見つめることができました。基板のデザインによって、説明をしてもミスが起きやすい場所などがはっきりと観測できたので、そういう意味でも実りのある回でした。更なるネタも求められそうな気がするので、今後も楽しみです。

■ 改めてCOVID-19下での振り返り

これまでは、興味を広く持って行動するのをモットー(というかそれが止められない性分)の私でしたが、それが大きく変わったのがこの1年だったかと思います。対面のイベントもとい、そもそもイベントの絶対数が激減し、時間があまり取られなくなったのがかなり大きく働きました。イベントがあってもオンラインイベントなので、ぶっちゃけると頭の使わない作業しながら、もしくはラジオ的に聞きながら頭脳作業もできる部分が多くなった感じです。もうこの歳になると、興味のある領域の話しても、半分くらい知っている話だったりするので、けっこう脳みそがヒマな時間も多く存在するので、本当にオンラインイベントには助けられています。(それでもタイミングが合わず出なかったイベント、仕事に集中しすぎて見るのを忘れたイベントも結構あります。)

上記の影響かはわかりませんが、教室のことを考える時間が増えたのですが、それに合わせて他の分野の興味が薄れてきている部分があります。
観光やまちづくり、サブカルとメディアが私の興味(知識があるわけではない)の柱にあるのですが、その興味がだいぶ薄れてきているというか、
他人への興味が高速で薄れていっているというか。まあ、休みもそんなに取らずにやっているから今年はドライブも全然してないくらいですし、しょうがないのかもしれません。

たぶん余裕が出てくれば、また興味をもって始めるかと思います。先に痩せて健康になっておきたいけどな!

■ まちづくりに関しての認識の変化

これは、クリスマス前のAdventCalendarネタだったのが書けなかったやつですが。。。
結局、人材と情熱、義務感がないと、何もできないなと思ったここ数年でした。
自分ができないことをやってもらうためには、人に継続的にお願いできるだけのお金が必要。

もちろん、お金じゃなくても情熱(≒時間)でできる部分もあるけど、お金の分、何かを犠牲にしているのは間違いないので。
企画とかは良いのよ。考えるの楽しいから。それを具体的にしていくための手間は非常に面倒なので、
なるべくお金を確保して、アシストしてもらう必要があるわけ。

たとえば告知。企画はできても告知をする余裕がなかったりするので、横で話を聞いてて、その場で記事を作っちゃえる人が必要。
ついでに各メディアへのプレスりリースを書いて、各メディアへのポスティングまでしてくれれば完璧。
各所への後援申請、協賛依頼書まで書ければ更に良し、資料に添付するビジュアルイメージ、描けないまでも近いものを見つけてきたり、
描ける人に発注出来たら良いですよね。
レジュメの叩き台を作ってもらえる人も必要。一斉送信のメールだと出欠が取れないから、1人1人確認できる人が必要。

そんなこんなで、外注するならお金かかります。お金ないので、自力でやるわけですが。
お金ある人となら、こういうところも上手くできるんじゃないかなとは思いますがね。
各団体の事務局・アシスタント派遣業とかで継続的に盛り上げられないかな。
(俺は事務局をやらざるを得ない立場になることが多いけど、絶望的に苦手なのでこれ以上やりたくない。お金出すw)
ランサーズとかに頼めばいいんだろうかw
いや、市内の雇用にしたいけども。誰か函館市内で事務局・アシスタント業を副業でやりたい方、いませんかー?

ともかく、お金は必要、ということでした。仕事で稼いでみんなでアシスタントを雇おう!雇用を作ろう!

最近、COVID-19 の件もあり、東京にいる必要はあまりなくなったので、「面白くて稼げる仕事さえあれば函館に住んでもいいんじゃね?」っていう声はちらほらと聞きます。

 函館にも面白い人たちはいるので、その人たちが函館にいながら面白い仕事をして日々の飯を食えるようにできるような環境を整えないとならないなと思っています。

まあ、なんだかんだで2年後の 開港5都市景観まちづくり会議 函館大会 の準備をそろそろしたいのはあるといえばある。
(今年は長崎だが、、、行けるだろうか。来年は新潟。その次函館。その後横浜、神戸と続きます。)

■ 北海道半周、いや1/3周くらいしてきました

函館→長万部→室蘭→苫小牧→様似→襟裳岬→帯広→札幌→小樽→余市→泊村→神威岬→岩内→黒松内長万部→函館

様似町で「Wikipediaタウン」の手伝いをしてきたついでに回ってきました。地理感覚を掴んでおいて、今後ゆっくりまわるためというのと、旧「函館県」とはどういう範囲だったのかというのを肌感覚でつかんでみたかったので。
一応江差からせたな町、今金と行っているので、旧「函館県」の領域はほぼぐるっと回れた印象。無駄に広い。休憩できそうなカフェはないがドライブインがあったがWiFiは怪しい。ホテルもあんまりなさそう。単に見つけられなかっただけかもだけど。ぜんぜん各所寄る余裕はなかった。割とタイムリーなネタとして、原発絡みで「とまりん館」だけは行ってきた。でももっとゆっくり腑に落ちるまで見てみたかった。
来年なんかは残りの領域も回ってみたいですね。函館スタートは諦めて、札幌かどっかでレンタカー借りてから行くことにしないと体力がやばそうですが。スリーリーフクローバー(ヨーヨーの技)の要領で回ろう。

後日、伊達市に日帰りツアーにも行きました。日帰りにはギリギリだ。
次は時代村とか2つあるクマ牧場とか地獄谷とかウポポイとかも行ってみたい。

■ 結構最近、函館、いい感じじゃね?

若手の交流飲み会グループ(OCIVD-19で休止中)もあるし、U-16プロコンの函館大会やってるし、
PCNプロコンの関連イベントで北海道の会場が函館だったりするし、
イケてる人たち出てきてるし、わらじ荘をはじめとして「荘」が出てきているし。
ただ、飲食業界・観光業界はボロボロだけども。。。
客がいない今のうちに他山の石とせずに俺らも頑張らないとな、と思ってやってるかも。
(無駄に頑張っていて、飲みにも行けない状態になっているけど。。。)

未来大生が先生と連携しながらやっていた1週間のハッカソン「FunLocks」も、みんなオンラインが前提のおかげで
SkackとかDiscordだけじゃなくてGitHubをちゃんと使えるようになったみたいだし、成長は大きかったように見えた。

■ その上で抱負

ざっくり箇条書き
・Code for Hakodate をいい感じにしたいですね(『わたしたちの函館』オープンデータ化プロジェクトとかやってるので)
・函館・道南にSAVSを広めていければと思いますね。函館市東部の僻地交通とかどうにかしたい(南茅部のタクシー会社無くなっちゃったし)
・IoTを推進して、函館発の稼げる仕事を作っていきたいですね
・湯川でゆったり仕事がしたいですね(去年、湯川寺でロボット教室を開いたので、もうちょっと+αでなんかしたい)
・弁天も面白いので、夏場に海風当たりながら酒を出す屋台を出したい(ここにも教室出すか)
・大沼からもオファーがあるので単発ワークショップからやりたいですね
・八雲も面白そうなので、ここでも単発のワークショップを。土日はドライブがてらWSツアーなんてもよさそう。
・青森は、函館と違って「少年少女発明クラブ」が活発だったりとか、段ボールでのコスプレ・仮装大会「ダンボリアン」があったりとか、ある意味有名な六ヶ所村で「」
げんねんロボコン」があったりとか、面白そうなので、青森をじっくり回る旅行を多めにしていきたい
・北海道を1/3くらい回ったので、今度はゆっくり見て回りたい。ウポポイいきたい。
・函館は、なかなか大会とかが多くない場所だったので(最近は流れが変わってきたけど)、津軽海峡の範囲でロボコンをやりたい。渡島(函館周辺) 対 津軽(青森市周辺) 対 下北(大間町周辺) みたいな。フェリーでの青森からの往来も多いし、海峡で何かできると面白いと思うんだよなー。札幌は遠いし。函館から一番近くて安く行ける県都道府県庁所在地は青森市なので。北海道知事もそんなに函館に来ないし
・他にもあったけど忘れた

ほんではでは。